朝早く目が覚めてしまい、日中に眠気が出た時は、仮眠を取ることが有効です。
しかし、仮眠で眠気を取ったとしても、夕方以降に疲れを感じることがあります。
その時に、「やっぱり寝不足だから疲れるんだ」と思ってしまう人も多いですが、
そうではありません。
そこには、意外な原因があります。
なぜ疲れてしまうのかと言うと、
起きている時間が長いからです。
朝早く目が覚めた日は、活動時間が長くなります。
就寝時刻と起床時刻から、睡眠時間が分かります。
そして、その睡眠時間を1日24時間から引くと、自分の活動できる時間が分かります。
たとえば、8時間眠るなら活動時間は16時間です。
3時間しか寝ない場合には、21時間活動できる計算になります。
このように睡眠時間が少ないと、活動時間が長くなります。
長時間起きて活動していれば、疲れるのは当たり前です。
人間は、それほど長時間働き続けられるわけではないので、夜には疲れてきます。
寝不足がたたって、調子がおかしくなるわけでもなく、病気でもありません。
結論としては、夕方以降の疲れは、気にする必要はない
ということになります。
しかし、あまり忙しくなくて、睡眠をとる余裕があるなら、十分な睡眠時間を確保した方がいいでしょう。
自分に合った睡眠時間は体質、体調により異なるので、記録を取りながら工夫してみるとよいでしょう。