今日のテーマは「話し方が9割」です。
■自分の言いたいことを、
どのように伝えればいいでしょうか。
いろいろな方法がありますが、
そのうちの1つをご紹介します。
それは、
PREP(プレップ)法と呼ばれる方法です。
PがPoint、RがReason、EがExample、PがPointです。
まず最初にP、つまり一番重要なポイントを伝えます。
次にR、つまり、理由を述べるようにします。
さらに、理解を深めてもらうために E、つまり具体例を挙げます。
そして、最後のまたP、重要なポイントを伝える
この型を意識するだけでも、話がかなり伝わりやすくなります。
■たとえば、最近、雨による災害が続きましたが、
今後も異常気象による災害が増える
というポイントを伝えたいとします。
この理由としては、
地球温暖化によって、線状降水帯という、以前にはなかった異常な雲の流れが起きるようになったことがあります。
次に具体例です。
実際に静岡県、鳥取県、島根県、鹿児島県などで大雨の被害が発生しました。
このようなことから、
今後、異常気象による災害が増えると考えられます。
と、いった形で再度ポイントを伝えて話をまとめます。
この流れで話すだけでも、
ずいぶんと分かりやすくなるので
ぜひ意識してみてください。
エレベーターピッチ
自分の言いたいことを伝えるためのPREP法という方法をご紹介しました。
自分の言いたいことを短く簡潔に伝える方法に、
エレベーターピッチというものがあります。
エレベーターに乗っている時間というのは、せいぜい30秒前後です。
エレベーターピッチとは、この短い時間の中で、自分の言いたいことを相手に伝えるというものです。
もしエレベーターの中で、自分の伝えたいことをまとめらなくてはならないとしたらどうしたらいいでしょうか。
それには、上のPREP法を使ってもいいですし、別な方法でもかまいません。
30秒で、言いたいことを伝える練習をするようにしましょう。
■あるいは、30秒ではなく、3分、5分など与えられた時間によってボリュームを変えることが可能です。
時間を短くしたい場合は、ポイントだけ伝えればいいので、
R=理由や、E=具体例を削ればいいのです。
逆に時間がたくさんある場合は、
理由や具体例を詳しく解説すればいい
ということになります。
とにかく大事なことは、自分の伝えたいポイントをしっかり伝えるということです。
特に、最初と最後にポイントを伝えるというやり方は
話す時だけでなく、文章を書く時にも良いとされているパターンです。
話がまとまらない人は、ポイントではないところからダラダラと話し出すことが多いです。
しかし、そうではなく、とにかく簡潔にポイントを伝えることを常に意識するようにしましょう。
そして、話の伝え方の枠組みを意識して話をすると、
だいぶ簡潔になって、話が伝わりやすくなると思います。
ぜひ参考にしてみてください。