以下の二つの問いかけのうち、
親近感がより伝わるのは
どちらでしょうか?^^
1.「この件についてどうお考えになりますか?」
2.「田中部長は、この件についてどうお考えになりますか?」
おそらくたいていの上司は、
2の問いかけの方に
より親近感を覚えるのではないでしょうか?
2のように会話の中に相手(上司)の名前を入れるのと
入れないのとでは
一見、小さな違いのように見えるかもしれません。
けれど、
相手の名前を入れて呼びかけることによって
親近感のみならず
時として
相手に対するリスペクト感がグっと増すんです^^
つまり、
どこにでもいる「部長」と
個人的な呼びかけである
「田中部長」とでは
その問い掛けが持つ
訴求力が全く違うものになるわけですから
これを利用しない手はありません。
たとえば、
外出先から掛かってきた
上司の電話を受けた場合でも
「お疲れ様です」
と言われるよりも
「田中部長、お疲れ様です」
と電話口で自分の部下から呼びかけられた方が
より親近感を持てるのは間違いないのです。
それが、たとえば
見ず知らずの遠くの街へ出張して
ちょっぴりホームシックに
なりかかっている時だったりすれば、なおさらでしょう^^
また、さりげない普段の会話の中でも
「加藤取締役も仰るように・・・」
と名前を入れることで
聞くものによって
発言者が放つ自然な敬意と
近しげな関係を勝手に想像させるに十分なものです。
もちろん
「専務」「社長」を好む人もいれば
「斉藤さん」のように名前で呼ばれることを
好む人もいます。
また「木村専務」のように
名前、役職入りの呼び方を好む人もいます。
ですから、いつものワンパターンで
済ますのではなく
相手の好みに応じた使い分けを
実践していくのも良いでしょう^^
小さなことですが、
人の名前を呼ぶ機会は
一日に何回もあります。
その一つひとつに
コミュニケーションがあれば
周りがあなたに抱く印象は
グッと良くなっていきますよ^^