最近、セールスマンの方と
お話をする機会がありまして、
「あと１回やれば、いい結果になるのにな」
と思う場面がありました。
話を聞いていると、
そのセールスマンの方は、
「新規顧客の開拓がなかなか上手くいかない」
という悩みを抱えていました。
確かにセールスマンの方にとって
新しく顧客を開拓することは、
とてもエネルギーのいることだと思います。
そうそう上手くいくものでもありませんし^^;
それに加えて、成果が出なければ、
上司から嫌味を言われたりすることもあるでしょう。
新規開拓が上手くいかない原因として、
「営業トークにあまり自信がなくて」
という方もいらっしゃるとは思いますが、
実は個人の能力よりも、
「あと１回が出来ずに途中で諦めてしまっている」
という原因が、ほとんどだったりするのです。
１８４０年代のアメリカに
自分の鉱脈を掘り続けても、
「一向に金鉱脈に当たらない」
と嘆いている人がいました。
当時、アメリカ西部で金鉱脈が発見されたことにより、
「自分も金を掘り当てるぞ！」
と一攫千金を夢見た人たちがこぞって
西に殺到した出来事がありました。
この方もそのうちの一人というわけです。
しかし、掘っても掘っても
いっこうに金は出てこない。
その方は、自分の鉱脈はもうダメだと諦めて、
鉱脈の権利を廃品回収業者にタダ同然の価格で
売ってしまったのです。
しかし、
その人が引き上げた後、
廃品回収業者が「もしかすると・・・」
と思い１メートル程掘り下げました。
すると、なんと金鉱脈に当たったのです！
これにより廃品回収業者は、
大量の金を手にすることが出来ました。
もし、これが自分の身に起こったら、と
考えるとゾッとしませんか？
しかし、
あなたも同じことをしているかもしれないのです。
例えば、あなたが新規の顧客を開拓しようと思い、
商談を持ちかけたとします。
その場では断られてしまっても、
時間が経つにつれ、
相手が
「やっぱりあの商談は受けた方が良かったかな」
と思っているかもしれません。
そうなった場合、
「断られたから、もうダメだな」
と諦めてしまっていたら、
その顧客という「金鉱」を
手に入れることが出来なくなってしまうのです。
新規開拓を行うセールスマンは、
１回目の訪問で約半数の４８％が
諦めてしまいます。
２回、３回と減っていき、
４回目には８０％が諦めてしまうのです。
そして、
新規開拓が成功する訪問回数の平均は
４.７回と言われています。
つまり、
「あと１回」が出来ず、
成功を逃している人が
ビジネスの現場だけでも約８０％もいるのです。
なので、
成功を逃している８０％にならないためにも
「あと１回」が出来る人になりましょう。
これはセールスだけではなく、
副業でも言えることです。
１ヶ月副業を頑張ってみたけど
全く成果が出ず、
「もう、やめちゃおうかなぁ・・・」
と思ってしまう方も
なかにはいらっしゃると思います。
ですが、そのときこそ、
諦めてしまうのではなく、
「後、１ヶ月だけ頑張ってみよう！」
と思ってみて下さい。
そうやって、
諦めずに続けていれば、
成果は上がっていくものです。
例え上手くいかないことが続いたとしても、
その「あと１回」こそが、
あなたを成功へと導いてくれますよ^^