自律神経をコントロールする一番簡単な方法は
ジョギングです。
これがきわめて有効です。
走っているときは、脈拍や血圧が上がり、交感神経が優位になります。
そんなことをしたら心臓が余計にバクバクしてしまうのではないかと不安になる方もいるかもしれません。
しかし、それは全く心配ありません。
ジョギングを繰り返すうちに、安静時は脈拍が低下するようになります。
私もマラソンで長い距離を走っていたころは、1分間の脈拍が50回を切るぐらいゆっくりになっていたこともありました。
ジョギングを継続することで、安静時にはそのぐらい副交感神経が優位になります。
そもそも動いているときは交感神経が働き、静かにしているときは副交感神経が働くというのが、バランスの取れた状態です。
毎日走るだけで、自律神経のバランスが自然に整っていきます。
脈拍が1分間に80ぐらいあった人が、50台になるということは、交感神経の働きを抑えるベータ遮断薬という薬を飲むのと同じぐらいの効果があります。
薬を飲まずに、それと同等の効果を得られるのが、走るという方法です。
自律神経のバランスが悪くて悩んでいる人は、だまされたと思って試してみてください。
必ずや効果を実感できると思います。
そんなに根を詰めて長い距離を走る必要はありません。
初めは朝5分だけでも走って、慣れてきたら距離を伸ばせば大丈夫です。
全くつらいことはなく、気分も爽快になるので、ぜひ試してみてください。