なんとなく使っていて正体をよくわかっていなかったUPnP。
- コンポについているDLNA機能。
- NASについているDLNA機能(メディアサーバー機能)。
- 音楽再生ソフトについている遠隔操作機能。
UPnPはプロトコル。Universal Plug and Playの頭文字をとったもの。機器を接続しただけでネットワークに参加することを可能にするプロトコルである。
DLNAはガイドライン。規格のような強い意味はないらしい。Digital Living Network Allianceの頭文字をとったもの。UPnPの中でも特にAVに関する部分のデジタル家電の相互接続を容易にするためのガイドライン。
オーディオ機器関連では、UPnP対応 = DLNA対応 に近い。
DLNAではアプリやNASやPCが連携するが、登場人物には以下がある。(DLNA1.5)
- サーバー(DMS)
- コントローラー(DMC)
- レンダラー(プレーヤー)(DMR)
(DLNA1.0 では、プレイヤーとサーバーの2つなのだが、これは置いといていい。)
以下のような構成になり、アプリ(コントロール)がリモコンのようになる。
- サーバー ← QNAPなどのNAS
- コントローラー ← BubbleUPnPなどのアプリ
- レンダラー ← PCにインストールしたUPnP対応ソフト
BubbleUPnPの画面でレンダラー(renderer)と呼ばれているのはこのレンダラーのこと。
ライブラリー(library)と呼ばれているのがサーバーのこと。
アプリがコントローラーとなっている。
以下をそろえると、スマホをリモコンにして音楽再生をコントロールできる。
サーバーができるもの
DLNA対応のNAS(QNAP、LinkStation など)
PC(Windows Media Player ← Windowsに入っている。無料。その他の対応ソフトでも可能。)
レンダラーができるもの
PCにソフトをインストールする(TuneBrowser、Windows Media Player その他対応ソフト)
スマホ、タブレットにソフトをインストールする(BubbleUPnPなど。再生ソフトでDLNA対応しているもの。)
DLNA対応のネットワークオーディオ機器(Denon ceol RCD-N10、S.M.S.L DP5 など)
ネットワークオーディオ機器は、DACやアンプを内蔵していると、スピーカーをつなぐだけなのでらくちん。
PCを使う場合は、PCからデジタル信号を出すまでさせるのであればDACは外付け、PCから音声信号を出すまでさせるならアンプやスピーカーを外付け、PCにヘッドホンをつなぐのもあり。
コントローラーができるもの
スマホアプリ(BubbleUPnP など)
PCにソフトをインストールする
余談
ceolを遠隔操作するスマホアプリが非常に使いづらくてイライラしていたのだが、DLNA対応(UPnP対応)とはこういうことなんだな、これでいいんだなと納得したので、UPnP対応アプリをスマホに入れてオーディオの操作に使うようになりました。
快適になりました。