ソウル・オブ・マネー

ザ・ソウル・オブ・マネー

リン・ツイスト

お金と人生の関係を変容する

決意した人生とは
あなたよりも大きな何かを
動かし始めた人生

決意した人生とは
所有を手放した人生であり

あなたの誓いから
決定される人生

あなたの欲望からではなく
欲求からでも
ニーズからでさえありません

それらは
社会的なバックグラウンドから
受け入れたもの

あなたに言いたいのは…

それら全てを手放せば
まったくの安堵があると

私がただ言いたいのは

この地球で最も資源に乏しい人たちと
働く機会と名誉を与えていただきました

その人たちとは
私がかつて”貧乏”と呼んでいた人たち

なぜなら あなた方は
彼らをそう呼ぶでしょうから

でも、私は今、私が30年以上
“貧乏”と呼んできた人たちと働いてきて

私は、彼らが
まったく貧乏でないことに気づきました

そのようにレッテルを貼ることは
彼らと、彼らをそう呼ぶ人たちにとって
全くの間違いであり
侮辱であり、無能にしてしまいます

彼らを良く知るまでは
“貧乏”と呼んでいた人たちから
破産した人々の経済的環境まで
私は見てきました

私たちが誰かを”貧乏”と呼ぶときに
私たちがすることは
私たちも彼らも
とても弱らせることになります

なぜなら 彼らは
欠けることのない完璧な人々だから

彼らはおそろしく過酷で
資源に乏しい環境の中で生きている

でも彼らは貧乏じゃない

彼らの環境は苛酷かもしれない
貧しいかもしれない

でも貧乏とは違う

実際、そのような環境は
時おり人々から
最良のものを引き出します

最良のものというのは
家族の繋がりからくる
真の喜び

真の安全とは
与え、貢献する
思いやりのコミュニティーから
生まれるという知識に基づいた
部族の本質

彼らは時に
ある一日を生き延びるために

あなたや私の一生で必要とするよりも
もっと勇気を顕している人々

そして
本を読め愛かもしれない人々

けれども文字を誉めないことは
知性とは関係ありません

そのような過酷な環境の中で生きる
ずば抜けて創造的な知性を持っています

ご存じの通り 私は
“ソウル・オブ・マネー”という本を書きました

するとしばしば人に聞かれます

「お金のたましい?」
「お金がたましいを持つの?」

もちろん いいえ

お金は
私たちが開発したものです

私たちが創ったの

私たちはそれを忘れてる

でも私たちは
たましいを持っていて
お金にたましいを込めることができる

それは用い方で 稼ぎ方で、使い方で
貯め方で 投資する方法で 貢献する方法で

私たちはお金に
たましいを込めることができます

私たちは お金を守ることができます

私たちの世界の
たましいを失くした力の存在から

私たちは 人々へ プロジェクトへ
私たちが気にかけるものごとへ

まさに雨を降らすように
お金をそそぐことができます

私たちは お金を動かすことができます

ロジャーが とても美しく と言ったように

人類一家と全ての種の
最も良い決意へ
最も高い決意へ
最も深い決意へ
お金を流し続けることができます

毎日 私たちにはそんなパワーがあります

あなたは慈善家になるために
大量のお金を持つ必要はありません

“慈善”という言葉が意味するのは”人類愛”

もしあなたが人類を愛する人ならば
あなたは慈善家なのです

“慈善”という言葉は実際
お金とは何の関係すらありません

でも 人類を愛するものとして
私たちは 私たちの金銭的資源を
私たちが生きるこの地球を養うために
使うことができます

それは人類の歴史上のどんな出来事よりも
偉大でしょう

それは革新的な飛躍
市民社会の成長
誰も予期できなかったスケールの
グローバルな市民権

それは 新しく強大な力で
あなたはその一部なのです

あなたのあらゆる思考
あなたのあらゆる行動
あなたのあらゆる選択は
影響を与えます

重大な影響です

私たちは 影響力の中心に生きているのです
私たちは 回転する潮の中心で生きているのです

ゾクゾクします
特権です

このような記念的危機の
このような深い危機の
このような地球が脅かされる危機の時代に
生かされている栄誉です

私たちの思考の
まさに土台が揺るがされています

そして実際に
私たちの施行の土台が揺り動かされて
問いかけられたとき
私たちは実際
そこからスタートするのです

それは”答えが見つかっていない疑問”をさがすよりも むしろ
“疑いもしていない答え”を考察しなくてはなりません

もう一度言わせてください

“答えの見つかっていない疑問”を探すよりも むしろ
今私たちの時代で
“疑いもしていない答え”を考察し続ける必要があるのです

無意識の”疑いもしていない答え”とは
絶滅寸前へと私たちを連れていく
価値判断されていない無意識の前提のことを言っています

私たちの種が終末にきていると気づいているのは
私たちの種への 時間の贈り物

私たちの種は週末に気づいています

私たちは週末「病」を迎えています

願わくば”疑いもしていない答え”から
私たちの方向性を変える「病」であってほしい

「ただ単に使う」は”疑いもしていない答え”

「多ければ多いほどいい」は”疑いもしていない答え”

「みんなに行き渡るほどないから
他の人が手に入れる前に出来るだけ全て手に入れよう」
それは”疑いもしていない答え”

「人々はわがままで貪欲で悪事を働く」は
“疑いもしていない答え”

これらの
“疑いもしていない答え”たちは
どれもこれ以上存続できないでしょう

それらは真実ではありません

私たちに間違った方向性をもたらしています

生命それ自身の
まさに組織を脅かしているのです

あなたであること、わたしであること、
人類として私たちがあることとは関係ないのに

“疑いもしていない答え”の多くは
お金と私たちの関係に結びついていて

創造主への感謝は
今や脅かされています

バックミンスター・フラーは
偉大な建築家であり
偉大なデザイナーであり
偉大なエンジニアであり
偉大な未来志向の人物でした

20世紀に生きて
80年代を通して豊かに生きた彼は

私や 多くの 多くの 多くの
何万人もの人々の教えてくれました

私たちに 充足の深い性質を
教えてくれたのです

それは裕福とは別です

充足 とは
何かの量ではありません

充足 とは体験
「十分」のこの上ない体験なのです

消費文化の中に
「十分」の居場所はありません

「もっと」の居場所があるだけです

だから私たちは
とても早く とても激しく
「もっと」 追いかけています

追いかけているのは
強迫観念で

非常に美しく
全く圧倒されるような
十分な経験を養い育て
充足し
私たちのニーズを宇宙に満たしてもらうのとは
全く関係ない 強迫観念

充足 の特徴は
あなたの必要なものであり
あなたの欲しいものではない

あなたは「もっと」という道を通って
繁栄や豊かさにたどり着くことはできません

「もっと」はあなたに「欠乏」を与え
あなたをもっと欲しがらせます

そしてあなたがそれを手に入れたとたん
「十分じゃない」となるのです

あなたはもっと求めるでしょう

「もっと」はあなたの体験に
いつも「欠乏」を生み出します

でももしもあなたが
本当に必要ではないものを
もっと手に入れようとするのを
手放したなら…

(私たちが もっと多く手に入れようとしているほとんどは
必要ないのじゃないかな?)

手放せば
エネルギーの海が解放されます

あなたが既に持っているものに目を背け、大事にすると
あなたが既に持っているものの価値を認めると
それは拡大します

私たちが幸せだから感謝があふれるのではなく

私たちが感謝にあふれているから
私たちは幸せなのです

シンプルですが
幸せな人生の秘密です

お礼 感謝 感謝の祈り ありがたさ
その恩寵と宇宙の中で
あなたの両目の前に
全てが広がります

あなたを深め 育み
あなたは繁栄するのです

「繁栄」という言葉は
「希望に満ちる」
「可能性に満ちる」という言葉からきています

(ラテン語で)繁栄

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