白砂糖が体に悪い理由

精製された白い砂糖を摂取することにより、さまざまな弊害があります。

冷え・老化・イライラなどにつながります。

腸内環境を悪化させる

砂糖は口腔内でミュータンス菌・胃でピロリ菌・大腸でウェルシュ菌など悪玉菌のエサになるため、摂りすぎると悪玉菌が活性化し、善玉菌が減少。虫歯・潰瘍・腸内環境悪化の原因に。

ビタミン・ミネラル不足になる

糖質をエネルギーとして燃焼する過程で、ビタミンやミネラルが必要です。精製された砂糖に糖質しか含まれないので、燃焼のためにビタミンやミネラルを消費し、不足を招きます。

糖化反応で肌や内臓を老化させる

糖を過剰に取ると、余った糖がタンパク質と結びついて糖化が起こります。タンパク質がキャラメル状に茶色く硬くなることから、糖化は体の焦げとも言われ、糖化により肌や内臓の老化を促進します。

高血糖、低血糖でイライラを起こし、副腎疲労を起こす

たびたび大量の糖が体内に入ると血糖値が急激に上昇、膵臓から血糖値を下げるインスリンというホルモンが過剰分泌されるようになり、その結果、砂糖を摂った後は低血糖ぎみに。すると脳が飢餓状態と勘違いし、血糖値を上げるように仕向けるため、食欲が湧いて食べ過ぎてしまいます。また、低血糖になると血糖値を上げるために、副腎皮質のステロイドホルモンが上昇。これはストレスホルモンとも呼ばれるもので、体の緊張を高めて精神的にイライラ・ソワソワや動悸をもたらし、不安神経症・パニック障害と診断されてしまうことも。その上、酸化を引き起こして老化の原因にもなります。

体を冷やす

東洋医学的には、温かい地方で取れるさとうきびが原料の白砂糖には、体を冷やす作用があるとされています。

免疫力を低下させる

砂糖を取ると血糖値が上昇しますが、それと同時に、免疫細胞が外部から侵入してきた細菌やウイルスを食べて除去する力(貪食作用)が弱くなるためことがわかっています。

中毒を起こす

糖は脳内の快楽物質ドーパミンの分泌を高めます。ドーパミンは、タバコや覚せい剤の中毒症状を起こす物質でもあり、高い中毒性と依存性があるので、『食べたのに、また食べたくなる負のスパイラル』が起きてしまうのです。ストレスを感じて脳内のドーパミンが減少すると、快楽を求めて甘いものが食べたくなります。

ほどほどに砂糖を控えましょう

日本の家庭において、消費量が多い調味料は、醤油・塩よりも砂糖なのだとか。

戦前、白砂糖は高級品だったために家庭では使われていませんでした。しかし、戦後、肉じゃがやきんぴら、酢の物などの家庭料理にも、砂糖がたくさん使われるようになりました。こうした砂糖(ショ糖)やブドウ糖は、体に様々な悪影響を及ぼすことが知られています。白砂糖の摂りすぎが引き起こす健康被害を避け、砂糖中毒にならないように、極力砂糖を控えてみましょう。

砂糖・でんぷん・カフェインを控える生活

砂糖、デンプン、カフェインは、体調にすごい変化を及ぼします。

甘いもの、コーヒーなどで、一時的に体や頭が活性化したような気になりますが、あまり良いものではありません。

砂糖中毒、カフェイン中毒、ドーパミン・アドレナリン中毒のような、変化の波のピークを求める方向ではなく、なるべく平坦に、全体の水準を上げるにはどうしたらいいかという方向で考えると、安定して継続的に良い状態を保つことができると思います。

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