EQは以下の五つの要素で構成されています。
<EQの構成要素>
1、自己認知力
2、忍耐力
3、楽観度
4、共感性
5、協調力
1、自己認知力
自分が何が好きで嫌いか
得意か不得意かという
自分の事をどれだけ
自分で知っているかということです。
どんな理由で
好きなのか嫌いなのか
ということまで深く考えることが
大事です。
これらが明確にすることで
本当に自分が生きたい人生を
自分で選択することが可能になります。
2、忍耐力
日本人の多くが
忍耐力と聞いてイメージするのが
我慢強さだと思いますが
EQの場合、自分の目標を達成する際に
どれだけ辛抱強く自分の夢を
追いかけることができるかと
言うことを言っています。
3、楽観度
楽観度とは物事を
明るく受け取ることができる
能力のことを言います。
楽観と聞くと
童話のアリとキリギリスの
キリギリスのように
能天気で奔放に生きている
人間のことをイメージしてしまいますが
そうではなくて
目標に向かって歩んでいる道の途中で
予想外の出来事が起こったり
困難にぶち当たった時に
諦めずに解決策を見つけようとする
心でいることを楽観的と言います。
逆に悲観度が高い人は
常にマイナス思考で悪いことが
起こるのではないかとビクビクしていて
物事に対して諦めが早く
困難に直面すると
すぐに諦めてしまうような
回避ぐせの傾向が強く見受けられます。
楽観についてさらに詳しく知りたい方は
『オプティミストはなぜ成功するか』
マーティン・セリグマン著を
読まれることをお勧めします。
4共感力
ゴールマンの『EQこころの知能指数』
という本を読んでみると
共感ということに度々触れていることから
どうやら共感力というものが
EQのポイントらしいことがわかります。
共感力とは一体どういった
ものなのでしょうか。
例えば子供の定期テストの
結果が芳しくなかったとして
「勉強頑張ったのに残念だったね
次は頑張ろうね。」
このような励ましの声がけをする事は一見
共感のように思えますが
これは単なる説得であり
子供の気持ちに寄り添って共感したとは
言えません。
説得は反発を生みます。
勉強しなさいと子供に言ったら
部屋に行っても隠れてゲームしてるのが
その証拠です笑
言葉で相手をどうこうさせようと
思うのはこちらのエゴです。
励ましの言葉より
子供がテストで悪い点数をとってきて
悔しいと言ったら
子供以上に親が悔しがることを
共感と言います。
相手の気持ちを受け止めてあげる
ただ、それだけで良いのです。
それだけで自然と心は立ち上がってきます。
あるがままを
あるがままに受け止めてあげる
これこそが大事である
というのが共感力です。
夫婦関係、上司と部下の関係など
良好な人間関係を構築したり
子育てにおいて
共感力はとても重要なのですが
他人に対してだけでなく
未来の自分に共感するということも
夢を叶える時には重要になります。
未来の自分への共感というのは
言葉遣いや立ち振る舞い行動考え方を
これから叶えようとしている
自分の夢をすでに叶えてしまった
未来の自分に合わせることで
普段、生活している範囲である
快適ゾーンから出て
すみやかに夢を叶えることが
できるようになります。
5協調性
協調性は通常の解釈と同じように
周りと仲良くやっていくことを言います。
自分がやりたいと思うことが
叶うのは周囲の人の協力があってこそです。
なんでも自分の思い通りになる
なんでも一人でできる
そんな風に思ってしまいがちだが
それは大きな勘違いで
考えてみると
今、自分が着ているシャツ一枚だって
自分で作ることはできないのです。
周囲の人がいてくれるお陰様で
私の生活が成り立っています。
だからこそ周囲の人と
協力しながら生きることは大切なのです。
そのことを表した諺が
情けは人の為ならずというものです。
協調性とは
あなたのおかげ様で私が生活できている
だからあなたの願いを叶えたい
そう思える意識のことを言うのです。
そう思って人のために
行動することができる人は
周りの人に助けられて
自分一人では成就できなかった
大きな夢を叶える事ができるようになります。
以上がEQを構成する5つの要素でした。