したいことがあるのにできない、やろうと思っていてもできない、やる気があるのに行動できない
そんなことはありませんか?
実現したい夢、というほどの大きなことでなくても、これをやることで自分を変えていきたい、
それなのにできない、実は、「行動できる人は25%、継続できる人は5%」と言われています。
つまり、75%の人はそもそも行動すらできないのです。
やりたいことを今日こそやろうと思っていても、
ついYoutubeやゲームやマンガに時間を使ってしまったり、
やりたいことをやるための勉強と称して、本を読み始めたり音声や動画の学習コンテンツを見始めてしまって、
結果的にやりたいことに向き合えない。
ほとんどの人は、行動せずに終わります。
でも検索してこの記事にたどり着いたあなたは、行動を始めたいと考えている人だと思います。
実際に検索して、行動できない自分を変えたいと思って、検索という行動を取りました。素晴らしい行動力です。
本記事では、行動を阻害している要因と、それを撲滅する具体的な方法をお伝えします。
やりたいことに着手できない時の状態と、その改善方法
精神疾患の問題を抱えている
統合失調症やうつ病、双極性障害など、投薬やカウンセリングが必要な状態にある時に、新しいことに挑戦することは避けた方が良いでしょう。
精神疾患を抱えている可能性がある場合は、まず心療内科や精神科の先生に話を聞いてもらって、必要な処置を仰ぎましょう。
家族の問題を抱えていて、先に身辺整理や環境の整備が必要
パートナーから精神的・肉体的暴力(DV)を振るわれている、家族からの過干渉、家族の金銭的問題、介護の負担が重すぎる、ワンオペ育児など、精神的・経済的・時間的に、新しいことを始められる状態ではない場合があります。
そのような場合は、まず今の問題を解決・緩和することに全エネルギーを集中しましょう。
行政のサポートを頼ったり、相談したり、環境を変えたり、縁を切ったりと、あなたにできる前向きな方法があると思います。
一人で悩まず、公的なサポートを頼って、まずは心理的安全性を確保できる環境を整えましょう。
完璧主義に陥っている
やりたいことに着手するには、絶対にうまくやらないといけないと思っていて、できる気がしない、という場合があります。
「それをする準備ができていない」と思える場合も、完璧主義の一環です。
こういった場合、「ちょっとだけやってみよう」とアドバイスされても、「それじゃダメだ」という思考になってしまい、一歩前に踏み出すことができません。
タスクを分解して、本当に小さな労力でできる小さなタスクに分ける、あとはそれをコツコツと取り組む、という方法は一定の成果が期待できます。ぜひ、紙やPC上のメモ帳でもいいので、書き出して細分化してみましょう。
「何をやっても意味がない」という思考に陥っている
「学習性無力感」という状態に陥っている場合があります。「何をやっても意味がない」と思えて、全くやる気が出てこないという状態です。
これは心理学的に有名な実験で広く知られるようになった概念です。
抵抗も回避もできないストレスがかかり続けると、ストレスから逃れようとする行動すら起こらなくなる現象のことです。
これは、環境を変え、自己効力感を得られるトレーニングをすることによって回復できることが分かっています。
こういった状況になっている場合、第三者の助けを借りる必要があります。
心理的安全性を確保できる人に相談しましょう。
やりたいことに着手するにはかなり面倒だと思っていて、そもそ気が向いていない
「学習性無力感」の一種が発現している場合があります。
あるいは、タスク分解で状況が変わる可能性があります。
もしかすると外注すべき内容かもしれない
タスクの内容によっては、あなたがしなくてもいいこと、お金を払って他の人にまかせる、外注したほうがいいこともあります。
絶対に自分でした方が価値が高まることと、自分でしても特に価値は高まらないことがあります。
例えばYoutubeだと、企画や演者は本人たちがやる必要がありますが、動画編集は外注できます。
全部自分でやってつぶれるより、適切に外出ししていきましょう。
というような「ありきたり」な話は、他のブログにもあると思います。
このブログでは、さらに踏み込んだところまで深掘りします。
嫌われたくない気持ちが全ての行動にブレーキをかけている
「やりたいことに着手できない時の状態と、その改善方法」で改善方法を試しても、
それでもやる気が出ないということが、往々にして起こり得ます。
そういった時、深層心理で行なわれているのは以下のようなことです。
・今の人間関係を失いたくない、嫌われたくない
・新しい環境で人間関係を構築できる自信が無い
やりたいことに着手できないのも、実は「嫌われる勇気」を持つか持たないか、ということがが関連しているんです!
・本当にやりたいことに着手すること自体が、回りからバカにされるのでは
・本当にやりたいことに着手するときは、準備を完璧にして、はじめから大きな成果を上げないといけない、そうしないと周りからバカにされる
・本当にやりたいことに着手すると、今仲いい人たちと話が合わなくなってしまうかもしれない
・本当にやりたいことに着手すると、最終的には会社を辞めることになり、それは不安なのでやりたくない
・本当にやりたいことに着手すると、家族をがっかりさせたり、不安にさせてしまうかもしれない
・本当にやりたいことに着手すると、怒る人がいるので怒られたくないのでやらない
という、これが深層心理だったんですね。
ベストセラー「嫌われる勇気」は、心理学者アドラーの考え方をベースにして書かれた、素晴らしい名著です。
そこに登場する珠玉の言葉の数々の中から、この「やりたいことに着手できない問題」に関連する言葉を抜き出してみます。
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
「他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります」
「やりたいことに着手できない問題」を引き起こす原因は、対人関係の悩みから来ていたものだったのです。
では、そういう気持ちを持っていることが顕在化しました。
・・・ところが、顕在化しただけでは何も変わりません。
そこで使うのが、「認知行動療法」の「反論」を使った考え方転換手法です。
・本当にやりたいことに着手すること自体が、回りからバカにされるのでは
→本当にそうか?
→すごいと言ってくれる人もいるのでは?
→試しに、自分がやりたい分野で活躍している人に相談してみては?
・本当にやりたいことに着手するときは、準備を完璧にして、はじめから大きな成果を上げないといけない、そうしないと周りからバカにされる
→本当にそうか?
→はじめは成果は二の次で、まずは有益な情報を提供しまくって、ファンを増やすことからはじめては?
→試しに、「過去の自分がこれを知っていれば・スキルを持っていればすごく助かっただろう」と思うものを、分かりやすく詳しく解説してみては?
・本当にやりたいことに着手すると、今仲いい人たちと話が合わなくなってしまうかもしれない
→本当にそうか?
→そういう人もいるかもしれないが、それは疎遠になっても良い人なのでは?
→むしろ、本当にやりたいことに着手したことで、親しくなれる人もいるのでは?
→むしろ、本当にやりたいことに着手したことで、新しい友人との出会いがあるのでは?
・本当にやりたいことに着手すると、最終的には会社を辞めることになり、それは不安なのでやりたくない
→本当にそうか?
→副業できちんと収益が立つようになれば、会社を辞めても問題はないし、むしろ副業のまま続けてもいいのでは?
→今の時代、会社を辞めて転職してスキルアップしてもいいし、会社を辞めることはむしろポジティブなことなのでは?
→独立しても前の会社と取引をして、良好な人間関係を維持する人もいるよ
・本当にやりたいことに着手すると、家族をがっかりさせたり、不安にさせてしまうかもしれない
→本当にそうか?
→あなたが生き生きと仕事をしている方が家族はハッピーだったりしない?
→家族ことを考えることも大事だけど、それよりもあなたの人生では、あなたの気持ちが一番大事なんじゃない?
・本当にやりたいことに着手すると、怒る人がいるので怒られたくないのでやらない
→本当にそうか?
→その怒る人はあなたの人生にとって大事な人? 大事な人ではないんじゃない?
→大事ではない人よりも、あなたの人生なんだから、あなたの気持ちを一番大事にした方がいいんじゃない?
ベストセラー「嫌われる勇気」には、
「一般的な人生の意味はない」「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」
という言葉が登場します。
「本当にやりたいことに着手すると嫌われるか?」
→「嫌われない」
→「むしろ感謝してくれる人すら出てくる」
そう思えたら、やりたいことに着手することを阻害している「心の枷」は、消えてなくなるのではないでしょうか?
さあ「心の枷」が消えたなら、今日、今すぐ、やりたいことに一歩踏み出しましょう!