あなたは、「全国こども電話相談室」という
ラジオ番組を覚えていますか?
1964年から続く長寿番組なので
あなたも聞いたことがあるかと思います^^
僕は、子供の頃
この番組が大好きでした^^
この番組は、
リスナーの小学生、中学生から
電話で寄せられる質問に、
スタジオの回答者(科学系の専門家やスポーツ選手、タレントなど)が
親切・丁寧に答えていく生放送番組で、
子どもたちの素朴な疑問に
回答者がきりきり舞いさせられたり^^;
子供たちの年齢に合わせて
どのような答え方をするかなどが
聴きどころのひとつとなっていました。
例えば、
「おかあさんのオッパイは赤ちゃんを育てるためにあるんでしょ。
じゃあ、お父さんのオッパイはなんのためにあるの?」
「シマウマは黒に白のしましまですか?白に黒のしましまですか?」
「宇宙人は何を食べてるの?」
などなど、
子供たちの個性あふれる「なぜ」が
ラジオの電波を通して
たくさんの人たちを楽しませていました。
子供の頃は、自然と色んなことに
「なぜ、なぜ、なぜ」と
疑問を抱いていましたが、
こう大人になると
ほとんど「なぜ」と
疑問を抱く機会がどんどん少なくなっていきます。
しかし大人こそ、
この「なぜ」という
疑問符を常に持っていることが大切なんです。
仕事の中で
「なぜ」を突き詰めていくと
論理的に考えられるようになります。
また、「なぜ」と質問をし
物事を分析することによって
適切な判断を下すことができます。
そして、
仕事ができる社員は
どんな仕事においても
「なぜ」という思考のベースを持っています。
つまりロジックに考えて物事を組み立てる
クセがついているのです。
日本人は一般的に
どうも感情で物事を決めようとする側面が
強いようです。
好き、嫌いが先に来てしまいます。
例えば、
「カバンがほしい」
と思ったときでも
「デザインが好きだから」
という感覚だけで選んでしまう人が
ほとんどです。
もちろんデザインも選ぶときの一要素であることは
間違いありませんが、
「好き」とか「かわいい」とか「かっこいい」
といった感情的な部分に引っ張られすぎて
それ以外の
「なぜこのカバンでなければいけないのか?」
という理由をないがしろにしがちです。
価格、ブランド、機能性・・・
検討すべき要素は
他にもいくつもあります。
感情に引っ張られすぎるとその他諸々のことを
見逃してしまうので、
買ったあとで
「使い勝手が悪い」
「買い物に失敗した」と
後悔することも珍しくありません。
仕事で言えば、
会社で部下がトラブルを起こしたとします。
そのとき、
「どうしてそんなことをしたんだ!」
「どう責任を取るんだ!」
などと、ただ感情的に怒鳴りつけることが
無意味なのは
言うまでもないことです。
さらに、問題を起こした社員に対して
減給やボーナスカットなど
罰則を与えたところで
「根本的な解決」にはなりません。
そんなことよりも
社員自身がどんな失敗をしたのかを明白にし
深く反省しているのであれば
まず着手すべきは
その失敗によるトラブルに対処するための
「緊急対策」です。
要は、さらにトラブルが大きくならないように
「何ができるのか?」を徹底的に見つけていくのです。
「なぜ、なぜ、なぜ」
で論理的に考えていけば
必ず解決策は見えてきます。
あなたも「なぜ、なぜ、なぜ」と
子供の頃のように
常に繰り返し考えて下さい。
その結果、決してブレることのない、
あなたなりの「考え方の軸」を
つくることができたら、
それは、仕事ができる人になるための
大きな糧となるはずです^^